バンバン セトヨ ウタマさんは2017年に来日し、機械加工の仕事を経験し、2022年の10月から名古屋の介護施設「大幸福祉会 幸楽荘」で働いています。今日はそんなバンバン セトヨ ウタマさんに話をお聞きしました。

自己紹介をお願いします。

バンバン セトヨ ウタマです。25歳です。インドネシアの中部ジャワのクドゥスから来ました。

これまでの経歴について教えてください。

専門高校卒業後、2017年から2020年まで、日本で働いていたことがあります。その際は機械加工の仕事をしていました。その後インドネシアに戻り、ホテル・アパートメントの分野での営業の仕事や、インドネシアの送り出し機関での書類関係の仕事をしたりしていました。 現在は、2022年の10月から名古屋の介護施設で働いています。

 

どうして日本で働こうと思ったのですか?

日本の食文化や景勝地・温泉・お祭りなど、魅力を感じていた部分がたくさんあったことと、治安の良さがあり、日本で働きたいと思いました。  

介護の仕事を選んだ理由は何ですか?

介護の仕事を選んだ理由は、働き甲斐のある仕事だと思ったからです。また介護の知識や技術を深く学ぶことは、将来自分の家族に介護が必要となった時に必ず役に立つと思ったからです。

【実際に働いてみての感想】

早番の時は、朝の7時から16時まで勤務しています。まずは申し送りを行ったあと、朝ごはんを提供して介助をし、オムツ交換や、入浴の介助を行います。その後は昼食の用意や再度食事の介助を行い、歯磨きの手伝いや食器の片付けも行います。食後に利用者さんをベッドへ連れていき、オムツ交換をするなどしていると、早番の勤務が終わります。

介護の仕事のどんなところが好きですか?

仕事中に、利用者さんから笑顔で「ありがとう」「いつも悪いね」などと声をかけてもらうと、とても嬉しい気持ちになるところです。 介護職は、自分は人の役に立っているんだということが実感できる仕事だと思っています。

逆に大変だと思うのはどんなところですか?

介護の現場には若手からベテランまで幅広いスタッフが在籍しており、それぞれに自分のやりやすい介護の 取り組み方があるため、時として意見の衝突も考えられるところに大変さを感じています。それを防ぐには、 周りの状況を見ながら臨機応変に対応することが必要だと感じています。  

【職場や仕事について】

職場の方とコミュニケーションを取る際に気をつけていることはありますか?

介護の仕事はチームで働くことが多いため、なるべく周りのスタッフと密にコミュニケーションを取るように心がけています。 ちょとしたことでも受け止め方が違うとミスにつながりかねないので、チーム内での認識が一致するように特に気をつけています。

利用者さんと接する時に気を付けていることはありますか?

利用者さんの個人情報を外へ漏らすことの無いように気を付けています。利用者さんとの会話の中では家族の情報なども出てきますが、それは外に漏らしてないけないことだという認識を持って話を聞いています。

今仕事で頑張っていることはどんなことですか?

今は漢字の書き取りをがんばっています。申し送りのあとにメモを取る際、自分より介護経験の長い外国人スタッフは、スラスラとたくさん文字を書いておりすごいなあと思うので、自分もたくさん書きたい、他のスタッフには負けたくないという気持ちがあって、漢字の練習をがんばっています。  

【プライベートや今後のことなど】

お休みの日はどのように過ごしていますか?

  ラジオを聞いたりテレビを見たり、本を読んだりしています。何かイベントがあれば参加したり、公園などに 出かけることもあります。
 

当社のサポートについての感想を教えてください。

とてもいいと思います。1か月に1回定期的な面談があり、何か問題があればすぐ相談できるので、非常にありがたいです。

今後の夢を教えてください。

日本で3年くらい働いたあとインドネシアに帰国し、パートナーを見つけ結婚できたらいいなと思っています。