2015年10月に来日し、日本在住歴約9年。 現在は愛知県名古屋市で勤務するムハマド ギラン ラマダンさんへインタビューしました。


自己紹介をお願いします。

西ジャワ州チマヒ市出身のギランです。

これまでの経歴について教えてください。

2015年パジャジャラン大学日本語学科短期大学卒業後来日しました。
2017年愛知工科大学外国語学校を卒業後、同朋大学に進学し、2019年に社会人になりました。

どうして日本で働こうと思ったのですか?

元々、大学で日本語を勉強していたので、実際に日本語でコミュニケーションとりたいと思いました。
そこから実際の日本の社会がどのようであるかを知るには学校での学びだけでは足りないと考え、アルバイトを始めました。
アルバイトでたくさん日本の技術やマナーを学び、日本で働き続けたいと考えるようになりました。

介護の仕事を選んだ理由は何ですか?

介護の仕事はインドネシアではまだ一般的ではなく、新しいスキルを身につけそれを向上させるために介護の仕事を始めました。またこれから高齢者が増えるので、介護の仕事は、インドネシアでも日本でも将来に生かせると考えたからです。

一日の仕事の流れや内容を教えてください。

仕事は8:15からで、朝礼から始まります。
次に朝のお迎えに行きます。だいたい20~45分かかります。
9:30に施設に戻ります。その後、ラジオ体操の間に入浴介助の準備をします。
入浴介助は三つのグループに分けて行います。12:30まで終わらせなければならないため、時間を見ながら動きます。
12:30~13:30ごろは休憩を取ったり、フロアで利用者さんのランチを見守ったりします。
必要な場合は食事介助もします。
食事後は口腔ケアを行い、休憩から戻ってきたスタッフが見守りをします。
利用者さんは13:00~14:00はフリータイムで、塗り絵、脳トレ、工作をなどをします。
14:00~15:00はレクの時間、15:00はおやつの時間です。
それにあわせて最後のトイレ誘導も始まり、15:30~16:00にはみんなで体操をします。
その後、帰りの会が始まり、16:35に利用者さんのお送りに出発します。
施設に戻ってきてからは、そのまま掃除、ミーテイングをします。
ミーティングが終わるとその日の仕事は終了となります。介護の仕事のどんなところが好きですか?

移動介助、移乗介助と着脱介助の仕上げです。身につけた技術を生かせるので楽しいです。

逆に大変だと思うのはどんなところですか?

スタッフや利用者様とコミュニケーションをとるときは気をつかいます。
誤解などがあってはいけないと思うからです。

仕事をする上で、日本とインドネシアとの違いで困ったことはありますか?

文化の違いについて、自分が理解すること、また周りに理解してもらうことです。

今仕事で頑張っていることはどんなことですか?

日本人は働くのが好きなので、それを超えるパフォーマンスができるように頑張っています。

これからがんばりたいことはありますか?

介護ドライバーとしての仕事を始めたばかりなので、そのスキルを上げるために、知識を増やしていきたいです。

お休みの日はどのように過ごしていますか?

ジムに行ったりドライブをしたりしています。

日本で生活してよかったことは何ですか?

24時間営業しているところがたくさんあることです。
また道路もきれいなので、ドライブが楽しいです。

当社のサポートについての感想を教えてください。

定期面談などきめ細かいサポートがあるので素晴らしいと思います。

今後の夢を教えてください。

介護だけではなく他の事も勉強したいです。
ずっと現場で働くとは限らないので、介護を指導することにも目を向けています。