2019年9月に初来日し、日本在住歴計約3年10か月。
現在は特別養護老人ホーム 高杉共愛の里で勤務するフィトリ ヌル チャサナさんへインタビューしました。


自己紹介をお願いします。

はじめまして、フィトリと申します。
インドネシアから来ました。
趣味は旅行をすることです。

これまでの経歴について教えてください。

大学生だった2019年に、沖縄県の介護施設でインターンシップとして1年間働きました。
卒業後はインドネシアで仕事をしていましたが、その間勉強して特定技能の資格を取り、2022年に再度日本に戻って沖縄県の有料老人ホームで働きました。 
その後、現在は愛知県の介護施設で働いて1年半になります。

どうして日本で働こうと思ったのですか?

昔、母が台湾で約10年働いていたことがあり、自分も高校生くらいの頃から海外で働くことには興味があって、家族もそれを応援してくれていました。
自分としては他の国にも興味がありましたが、友人に日本で働こうと誘われ、一緒にがんばろうと約束したのが日本に来たきっかけです。
その友人とは一緒にインターンシップで働き、特定技能としても一緒に来日しました。

介護の仕事を選んだ理由は何ですか?

子どもの頃に祖母と一緒に暮らし、色々とお世話をしていたのがきっかけで、介護の仕事に興味を持ちました。
祖母はもう亡くなってしまいましたが、将来自分の両親が高齢になった時に役立てることができたらという思いもあり、もっと介護のことを学びたいとこの仕事を選びました。

一日の仕事の流れや内容を教えてください。

シフトは、早番・日勤・遅番と夜勤があり、基本的には、食事介助・服薬介助、オムツ交換や入浴介助などを行い、夜勤の場合は、それらに加えて、夜間の巡回や朝利用者さんを起こしたりする業務があります。
日勤の際にはリーダーとしての業務もあり、少し前から自分もリーダーを任せていただけるようになりました。
先月からは夜勤のリーダーも担当し、日々がんばっています。

介護の仕事の好きなところや、仕事をしていて嬉しかったことはありますか。

利用者さんとコミュニケーションを取っている時間が楽しくて特に好きです。
昔の話や音楽の話など面白い話を聞かせてくれて、利用者さんと過ごす時間はいつもともて楽しいです。
また、クリスマス会の時にみんなで協力して飾りを作ったり壁に貼り付けたりしたことはとても良い思い出で、利用者さんが楽しそうにしていたり嬉しそうにしている姿を見ると、自分もとても嬉しい気持ちになります。

仕事をする上で大変だと思ったことや、日本とインドネシアとの違いを感じたことはありますか?

記録の入力にはだいぶ慣れましたが、漢字は今も難しく、大変に感じる時もあります。
また、大学の時にインドネシアの病院で研修をして介護を学びましたが、日本の介護と比べるとやり方や内容に違う部分があり、例えば日本では注射は看護師ではないとできませんが、インドネシアでは介護者が行うこともできます。
薬の種類にも違いがありますし、日本に来て学ぶべきことはたくさんあるなと感じました。

職場はどんな雰囲気ですか?

職場は明るい雰囲気で、勤務している施設では外国人スタッフは自分のみですが、みんなでコミュニケーションを取りながら協力し合って仕事に取り組むことができていると感じています。

利用者さんと接する時に気を付けていることはありますか?

利用者さんには転倒のリスクが多いので、例えばベッドから車椅子への移乗の時など、日頃からよく注意をして介助するように心がけています。

お休みの日はどのように過ごしていますか?

休みの日は、買い物をしたり公園で散歩をしたり、アパートで料理をすることが多いです。
家族とビデオコールもします。
たまに友達と名古屋の中心部に遊びに行くこともあります。

日本で働いてよかったと思うことはありますか?

日本はとても安全な国だと思います。
安心して生活することができるので、日本に来て良かったです。
魅力的な観光スポットもたくさんあり、東京には行ったことがありますが、今度横浜にも行ってみたいですし、冬の白川郷や、富士山にもいつか登ってみたいです。
お寿司やたこ焼きなど、日本の食べ物も大好きです。

当社のサポートについての感想を教えてください。

スターボードには優しいスタッフがたくさんいるので、とても良かったです。
困ったことがあった時も丁寧に説明してくれるので助かりました。
いつもありがとうございます。

今後の夢を教えてください。

介護福祉士の資格を取って、日本で長く働きたいです。
そのために、来月から実務者研修を受講する予定で、頑張りたいと思っています。